2011年12月15日

語学の働き


 語学の学習に必要なものとは何でしょうか?
 
 教科書、辞書など、様々なものが考えられますが、もっとも大切なものは、人の反応という風に考えられます。

 たとえば、発音や、言語そのものは、ものを駆使すれば十分に身につくものです。

 ネイティブな発音、きちっとした文法など、豊かにあふれる教材を使えば、努力が結果へと結びつきます。

 
 しかし、英会話の反応は一朝一夕で身につくものではありません。

 たとえば、何の言語を知らなくても、身振り手振りを駆使して意図を伝えることができる人がいる反面、英語力に長けてはいるものの、英会話力はさっぱりで、いざ外国の人と話すときには頭さっぱりという人は実に多いのです。

 しかしだからといって、英会話ができない人はコミュニケーションが低い、というわけではありません。

 英語が、母国語でなく、幼少期から親しんだ言語でもない限り、使う脳の場所が異なるため、あるいはいつもの脳の回路ではないところを使うために起こる現象である、ということです

 英語を学んでいるといっても、それを使うためには違う脳の動きを覚えさせなければなりません。

 高性能車を買っても、キーをかけなければ動かないままなのと同様に、英会話も、使うことで初めて舌の上を滑るようになるのです。


 ちなみに、身振り手振りで伝えることができる人は、飛びぬけてコミュニケーション力が高いだけで、英語ができているというわけではありません。

 脳に収まっている英語を英会話をするためには、やはり、誰かと会話するの一番いいといえるでしょう。
 
  
   


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Posted by ケン・オプティ at 12:02│Comments(0)
 
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